個人ブログでは、文章が間違っていたり誤字脱字があっても問題にはなりませんが
会社が提供するブログやプレスリリース、広告等で誤字脱字があると
会社として大丈夫なのかとか思われてしまう、思ってしまいますね。
誤字脱字や文章の間違いを書いた人本人だけに委ねてしまうよりかは
機械的に防ぐ方法を確立する方が安全です。
ここでは、無料で、誤字脱字、文章を校正するツールを紹介したいと思います。
オンラインツールもありますが、外に漏れてもいい文章かどうかを判断して
漏れていけないものであれば、重要な部分を外して部分的にチェックするなどの
対策をするようにしましょう。
テキスト校正くん
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ICS.japanese-proofreading
こちらは、Visual Studio Codeの拡張機能になります。
VS Codeとは、何か?という方は、以下のリンクを見てみてください。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/
エンジニア向けツールのように思われがちですが、文章を作成したり
マークダウン形式のものを書く際にも大変便利です。
こんな便利なツールが無料という点もありがたいですね。
VS Codeがすでに、PCにインストールされている前提で進めます。
– 拡張機能の追加
VS Codeを開いたら、左側のビューバーの「拡張機能」アイコンをクリックするか
メニューの「表示」=>「Extensions」を選択するか
キー入力で、「Ctrl + Shift + x」を押してみましょう。
検索ボックスが表示されるので、「テキスト校正くん」と入力し「install」ボタンを押してください。
インストールが完了するとこのような形になります。
– 使い方
テキストファイル(.txt)・Markdownファイル(.md)・Re:VIEWファイル(.re)を開くと自動で文章のチェックが行われ、問題パネルに指摘内容が表示されます。新規で作成する場合は、拡張子をtxtで保存するとチェックが有効になります。
– 設定変更
command + , で設定画面が開きます。
Extensionsの「テキスト校正くん」を選択すると現在の設定が表示されます。
項目 | 内容 | デフォルト |
Max Number Of Problems | 校正チェックを行う、1ドキュメント辺りの最大指摘数です。 | 100 |
アルファベット | アルファベットが半角で表記されているかチェックします | 有効 |
かっこ類と隣接する文字の間のスペースの有無 | かっこの外側、内側ともにスペースを入れていないかをチェックします | 有効 |
ダッシュ(-) | 和文にダッシュを使用していないかをチェックします | 有効 |
ハイフン(-) | 和文にハイフンを使用していないかをチェックします | 有効 |
ひらく漢字 | 漢字の閉じ開きをチェックします | 有効 |
ら抜き言葉 | ら抜き言葉をチェックします | 有効 |
一部の助数詞の表記 | 助数詞にともなう「ヵ」「か」「カ」「ヶ」「ケ」「箇」「個」の表記で「か」を使用しているかチェックします | 有効 |
外来語カタカナ表記 | 外来語カタカナ表記の語尾の長音表記をチェックします | 有効 |
丸かっこ() | 半角の括弧を使用していないかチェックします | 有効 |
技術用語 | ウェブ技術に関する固有名詞の表記をチェックします | 有効 |
疑問符(?) | 疑問符の後に別の文が続く場合、全角スペースが入っているかチェックします | 有効 |
句点(。)と読点(、) | 和文の句読点にピリオドやカンマを使用していないかチェックします | 有効 |
固有名詞 | 社名やブランド名などの固有名詞の表記をチェックします | 有効 |
誤字 | 間違いやすい慣用表現をチェックします | 有効 |
算用数字 | 算用数字が半角で表記されているかチェックします | 有効 |
算用数字と漢数字の使い分け | 算用数字と漢数字の使い分けをチェックします | 有効 |
重言 | 同じ意味の言葉を重ねていないかをチェックします | 有効 |
助詞の連続 | 同じ助詞を連続して使用していないかチェックします | 有効 |
冗長な表現 | 冗長な日本語表現がないかチェックします | 有効 |
全角文字どうし | 全角文字どうしの間にスペースを入れていないかをチェックします | 有効 |
全角文字と半角文字の間 | 全角文字と半角文字の間にスペースを入れいていないかチェックします | 有効 |
読点の数 | 1つの文で、”、”を4つ以上使用していないかをチェックします | 有効 |
– 実際にやってみた結果
ここまで作ってきた文章をそのままチェックしてみます。
すでにこの文章は、修正済みです。
書いてたら気づかない部分を指摘してくれるので大変助かります。
各チェックでのエラーはこんな感じです。
これで簡単な間違いを減らせます。
ちなみに、Googleドキュメントのスペルチェックを利用した場合のエラーはこんな感じでした。
引き続き、無料でできる文章校正・誤字・脱字チェックツールを研究していきます。
slack + hubot + textlintで、slack上で、テキストチェックを行える環境をいづれ作ってみます。